tenjuu99(天重誠二)'s avatar

tenjuu99(天重誠二)

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読書、プログラミング、登山、ランニング、美術など いろいろ雑につぶやいています SPACE NOBI というアートスペースやっています

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これは、2023年のマティス展のことを想起しながら書いている。あの展示では、マティスの造形的発展が物語化され、マティスの旅行も戦争もないが如くだった。マティスの旅行はアルジェリアやモロッコ、タヒチなどで、だいたいフランス植民地である。彼が光を求めてこうした国に行ったのも、ゴーギャンという先例があり、脱西洋的な文脈意識でやっているわけだけど、こうした文脈はすべて切り捨てられる。

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展覧会のキュレーションの手法として、ある作家を制作時期に沿って配列していって、読解可能な物語が成立していることがしばしばあるけど、それは当然無垢に配列していったらそうなるということではぜんぜんなく、未来から先取りして物語として再構成しているからそうなる。書いてしまえば言うまでもないことだけど、この物語化のなかでかなりの情報が捨てられることになり、かつ編年体的構成によって真実性のようなものが増す。物語性のある編年体構成は、自身の取捨選択という手口そのものを隠し、そこから「何が捨てられたか」を忘れさせてしまう。

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李垠さんは、三・一独立運動のころには陸軍将校、関東大震災にも日本陸軍軍人として対処せざるを得なかったとおもうのだが、どんな心情だったのかはまったく想像がつかない。

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方子さんは、韓国内での誹謗中傷にもめげずに障害児教育にたずさわり倫理的に優れた人物だとおもうのだけど、日帝時代の同化主義の残滓でもあり、こういう人が韓国社会でそれなりに尊敬され(どのくらいかはわからないが)、それを韓国軍事政権が利用するというのは、歪さがある。ポストコロニアリズムというが、具体的な権力機構のなかに、まさしくコロニアリズム自体が機能しているのだとおもわされる。

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李垠さんと李方子さんのことをまったく知らなかったのだが、夫の李垠は李氏朝鮮の皇族で、幼少時から日本で育てられ(兄が皇帝だが子をなせなかったためほぼ人質として育てられている)、正規の日本軍人で、方子は日本の皇族。終戦で李垠は公職追放もされ、ふたりとも国籍を失う(李承晩に嫌われたため韓国籍を取得できなかったらしい)。1961年に朴正煕が李垠に会いに訪れ、訪韓を歓迎すると伝え、翌62年には韓国籍を取得する。1970年李垠没後、方子は韓国で障害児教育にたずさわり、全斗煥政権下で勲二等が授与されている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/李垠 https://ja.wikipedia.org/wiki/李方子

ずいぶん複雑な人生で、おそらく二人とも尊敬できる人そうだなとおもうんだけど、朴正煕とか全斗煥にあきらかに利用されてもいて、あと李垠の日帝軍人時代の部下とかがたぶん韓国建国時に軍部として活動している。朴正煕も日帝の軍人だった。韓国右派のイメージがまったくつかなかったのだけど(ネトウヨは想像つくが)、このふたりの活動を見るとずいぶんイメージが具体的になった。李方子さんは戦前、日鮮融和の象徴として活動していたわけだし、戦後の韓国での活動は本人の意識とは無関係に、存在じたいに日鮮融和のイデオロギーが機能してしまう。

ja.wikipedia.org

李方子 - Wikipedia

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眺めのいい部屋、名前なんとかならんかとは思うけどそれはともかくとして、昔あった自販機を復活させてほしい

@hito_horobe@fedibird.com

国立近代美術館の眺めの良い部屋という休憩コーナーにハーマンミラーの本物イームズチェア(ひとつ15万する)が大量に置いてあって、美術品だけでなくこんなところまで高いんだ、と思って怖くて座れなかった

@clnmn@fedibird.com

わたしがときどき思う「ほんとにみんなこんなことを?」IT版は、何千万人(?)もの人びとがJISキーボード左上の半角/全角キーで入力モードを切り替えているらしいこと。あと、何億人(?)もの人びとがKindle本はスマホアプリから購入できないことを理解しブラウザでサイトを開いて購入しているらしいこと。

@omasanori@mstdn.maud.io

机の天板はデカければデカいほどいいと見せかけてそれは罠で小さい方がよかったりする?

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これはめちゃめちゃモヤっとしそうだわ https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/prism-of-the-real-the-national-art-center-tokyo-report-202509

こういうのとか...。

"経済成長と政治的安定を実現した日本はほかのアジア地域と比較して魅力的な場所となり、80年代から多くの海外アーティストが来日するようになった。"

あと、「レンズ3: コミュニティという未来」とか、90年代にいきなりDIY精神によってオルタナティブな美術活動がはじまったとでも?歴史をふりかえる展示なのに歴史性を無視しすぎでは??

tokyoartbeat.com

「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989–2010」(国立新美術館)開幕レポート。村上隆、奈良美智、森村泰昌、大竹伸朗ら日本現代美術を代表する作家が勢ぞろい

香港M+と国立新美術館、ふたつの美術館が見つめる1989〜2010年の日本美術。会期は9月3日〜12月8日

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https://art.nikkei.com/prismofthereal/curatorial/ これ気になるから行くとおもうけど、「戦後、政治の安定を得て、経済成長を遂げた日本」とか、「戦後生まれのアーティストたちは過去の重みを踏まえながら戦争や核のトラウマ、植民地支配の記憶といった課題に取り組み、歴史の通説を疑ってその読み直しを行いました」の章が「過去という亡霊」と題されているのとか、ちょっとウッとなっている。植民地主義の問題って過去という「亡霊」ではないのでは?植民地主義を「過去の亡霊」とするような視点と、戦後に政治が安定したとする視点は整合性があるとおもうけど...(「もはや戦後ではない」)。

art.nikkei.com

時代のプリズム|Prism of the Real 1989-2010|日本で生まれた美術表現|MAKING ART IN JAPAN

複数の視点から日本で生まれた多様な美術表現に光をあてる国立新美術館と香港 M+ による初の協働企画。

@mtn_river@misskey.design
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"其の時代其の思想に合い其の社会の知識に適せざるべからず。(略)必ずや今日の社会今日の思想に適する美術無かるべからず。本会は即ち此の明治時代の美術を振興するを以て目的と為す物なり(「明治美術会趣意書」)"

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最初期の洋画団体が「明治美術会」と時間的な区分を名称に用いたのに対し、日本画系統のグループが「日本美術協会」だの「日本画会」だの「日本美術院」だののきなみ「日本」と名乗ったのは、ちょっとおもしろいな。初期洋画にとって重要だったのは、いってしまえば現代的であるということだったから時代区分としての「明治」を冠したけど、日本画グループはそうじゃなかった。