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tenjuu99(天重誠二)

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日本の戦後美術、50年代〜70年ころまでは明確に流れがあって、めちゃくちゃ雑に言えばアクション・ペインティングの誤読(具体)にはじまって、制度批判(読売アンパン、反芸術)〜オフミュージアム的な流れ(反芸術〜もの派・美共闘)で、ここらへんまではまじで明確な流れとして理解できる。それ以降流れを見失うのは、美術館建設ラッシュがはじまって文脈関係なくデカ絵画・彫刻が登場してきたからで、新左翼運動の退潮と歩を合わせていると言っていい。

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いわゆる「非政治的フォーマリズム」というのもこの流れで、いってしまえば美術の官僚化とでも言える。作家が自主的スペースで発表するのではなく美術館で発表する、みたいなこと考えると、まあ迂闊・過激なことはできない。丁寧にキャリアを積んでいく必要もでてくる。70年代後半から90年代の状況がこうであってみれば、批評空間なんかはむしろこの状況への反動として現れたとも言える。