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共産党による浦地への攻撃を読むと、「日本の加害者性」という論点は、「労働者」を免罪する形で済ませている。資本が加害側なのであって労働者は被害者側である。被害者として世界の労働者と連帯することができる。そうしたことしか言っていないわけだが、労働者としてのアイデンティティが日本でも第三世界でも共通だから「日本人」という属性は忘れて共闘できるのだというのは、まあ今は通用しないですよね(というかたぶん当時もべつに通用しなかったとおもうが)。 あと、この共産党による「労働者」免罪論は、「原爆被害者」と「戦争加担者」の区分と共通で、大衆無罪みたいな枠組みにはそうとう問題がある。

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ある主体の「加害性」という問題は、いまでは「有害な男性性」とかで変奏されているものだろう。これはこれで、「男性として語ることの困難」を提起しているのだが、この時期の「日本加害論」を関係を変えて反復していると思う。被害-加害関係の告発において、ある確立された主体の社会関係が、別な側面から光を当てられることで、主体が揺らいでしまう。 もちろん、この「日本加害論」の反動として植民地主義の否認という流れがあり、安倍晋三から参政党への「日本人」へのこだわりがある。これはこれで「主体」の獲得運動で、被害-加害関係において「加害者性」を忘れることによって「日本人」としての主体が確立できるようになる。