
tenjuu99(天重誠二)
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アラベスク的なもの=平面(オリエンタリズム)とアール・ネーグル的なもの=立体(プリミティヴィズム)というところにせめぎあいを見出して、その二重の様式のハイブリッド性について、「分離を進める過程で不可避的に発生するハイブリッドは、その内部から分離を崩壊させるという特質をもつ」と述べ、これを「内破」と呼んでいる。
「分離を進める」とはなにかといえば、植民地主義的博覧会(国際植民地博覧会、1931)の状況を指している。差別を肯定しつつフランスナショナリズムへの同化が求めるられる状況を「分離を進める過程で不可避的に発生するハイブリッド」と呼ぶ。この状況とマティスの様式的な分裂のアナロジーはわからないではないのだけど、かなりわかりづらい。