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tenjuu99(天重誠二)

@tenjuu99@hollo.tenjuu.net

これ間違っているとは思わないけど、アーキビストの仕事って実務的には何を捨てるかを選択することそのものだよな。あらゆるものが未来から見たときの一次資料になるけれど、1分の1地図は地図として役に立たないのとおなじで、アーカイブはそもそもデザインされ選択された情報を残す作業でしかありえない。この行為の吟味として、現代の価値判断を留保することがたえず必要になるのは疑いないけれど、アーカイブは何を残して何を捨てるかの判断そのものであるとは、知り合いのアーキビストが述べていたことだった。

https://x.com/quadrumviro/status/2039526520142881238

「廃棄基準を作れ」という主張は、廃棄の出口だけを議論しているように見えて、実際には収蔵の入口にも同じ現代的価値判断を持ち込むことになる。廃棄基準が生まれた瞬間、その裏返しとして「収蔵に値しないもの」の基準が実質的に成立する。

博物館学が本当に教えることは「現代の価値判断を留保せよ」だ。

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アーカイブって情報のまとまりの単位を構築することで、収集の方針を決定することは同時に何を残さないかを決定することになっている。国立の公文書館と地方図書館で同じ基準で収集するわけがないし、私的アーカイブ施設であればなおさらそう。美術館なんかだと美術作品を中心に収集している。それ自体が強くデザインされた行為であるとはもっと知られてもよい気はする。