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曺良奎という昔の画家のことが気になっている。この人は李承晩の弾圧から逃れて日本に来た在日コリアン一世で、1960年にDPRKに帰ってしまう。彼は、朝鮮人として日本に暮らす屈辱を味わっていたとおもうが、それは彼が帰国した理由ではなかったとおもう。李承晩は彼の朝鮮人としてのアイデンティティを暴力によって捻じ曲げた。彼の逃亡は暴力によって生じた。彼がDPRKに帰ったのは、朝鮮統一を目指す運動にかかわるためだったはずだが、それは暴力によって喪失した自己の半身を取り戻す運動だったのではないかと思う。彼の画業は、それ自体が疎外された自己のあり方だ。

曹良奎画集のスクリーンショット。曹良奎本人の写真と、自身によるコメントが掲載されている。曹良奎は、日帝植民地時代の朝鮮に生まれて、「新しい凶暴な支配者の手元におちていく南朝鮮」から亡命し、これから日本を去ると書いている。
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曹良奎画集のスクリーンショット。曹良奎本人の写真と、自身によるコメントが掲載されている。曹良奎は、日帝植民地時代の朝鮮に生まれて、「新しい凶暴な支配者の手元におちていく南朝鮮」から亡命し、これから日本を去ると書いている。

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