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聾者にとってのジョン・ケージ、じつは先天的聾の木下知威さんが「声を剥がす」にちょっと触れていて、聾の身体を「常に無音室のように体内の音が鼓動しているなかで」うんぬんとあり、この身体内の鼓動を(だとおもうんだけど)、「あらゆる音のイメージに変化しうるもののようにおもえる」としている。無響室というのは聾の身体になぞらえられるんだけど、そこでケージが「沈黙などというものはない。無音室に赴き、汝の神経系統が作用し、血液が循環している音を聞かれよ」というのは、聴力によらない「音」こそが「原・音」(あらゆる音のイメージに変化しうる)としてある、というようなことだろう。https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/records/41848

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ジョン・ケージの無響室における聴取というのは耳による「音」の聴取ではない。身体における「響き」みたいなものが、「音」のプロトタイプとしてあって、それが「あらゆる音のイメージに変化するもの」である。