tenjuu99(天重誠二)
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本を読むときに論理はそこまで気にしすぎないようにしているけど、「庭の話」があまりに論理的ではなさすぎて厳しい気持ちになっている。
「贈与経済」というものが弱者を切り捨てるから駄目だという文脈で、「帰ってきたウルトラマン」から次のようなエピソードを引いてくる。身体を壊した宇宙人が(たぶん地球の)ある地域で受け入れられず身を隠していて、その地域共同体から同じく迫害されている少年がその宇宙人を保護している。少年は共同体のパン屋でパンを買おうとするが、その地域では少年にパンを売ることで共同体内での地位が脅かされることを恐れて売ってくれない。 こういう形で「共同体」というものは弱者を排除する、と説明するのだけど、「贈与経済」がなんの関係もなさすぎて、おまえは「贈与経済」によってこの少年と宇宙人が救えるのか、モロみたいな問いをたてられても、いやまずその贈与経済というものは弱者を救うことが目的のものなんですかとか、その贈与経済というものによって弱者が排除されているという機序を説明してから問いを立ててくださいよ。 「共同体」が弱者を排除する、と説明したいことはわかるが、その「共同体」と「贈与経済」は必然的関係にあるのかどうかとか、どこにも説明していないじゃん。