@seki_takanao@fedibird.com · Reply to 宮下さゆり

郷さんの作品には反復的なリズムがあると思うんだよ。そしてその画面構造には、視線が画面の奥へと向かうというよりは(もちろん奥へ向かう特性もあるんだけど)、水平方向へ横滑りしていく効果がある。たとえば、この作品では、まず画面中央の巨大な花に目がいくが、次の瞬間、隣接する左上の巨大な花へと視線が移動する。(というのも、サイズがほぼ同じで、茎の中央から上が中央の花と同じ角度で伸びているから。)さらに次の瞬間、その右上へと伸びる茎の下の部分の角度が同じであるために、画面左下に咲く紫と黄色の花弁で構成された花へと視線が向かう。その繰り返しが続く。その反復的なリズムを僕は装飾と言っている。そして、最終的には、蝶の存在に気づき、この絵と向かい合うように配置された別の絵に登場する蝶へと、視線を向かわせていく。